大変ご無沙汰しております。
約半年ぶりの更新になってしまいました。
今回は床材の変更工事です。
車いすを使用する場合など、畳からフローリングへ床材の変更を
することがあります。
畳を上げると荒床(あらゆか)材が現れます。
(最近は合板のことが多いです)
通常、畳の厚さは6センチ程度なので、床材と下地合板の厚さを
引いた分だけ根太(ねだ)で、かさ上げをします。
この場合は、床材12ミリ+合板12ミリ=24ミリなので、単純に計算すれば
36ミリだけ根太で調整することになります。
(実際には、敷居などの下枠材より2~3ミリ下げることが多いので
現場で微調整します)
また、既存の床は平らではないので、かさ上げ根太の下に薄いベニア板
などを挟んで高さを合わせていきます。
かさ上げ根太の上に合板を貼ります。
仕上げ後は見えなくなってしまうので、捨て貼り(すてばり)と
呼んでいます。
「捨て」という言葉を使いますが、もちろん床仕上げを
支える大切な役割をします。
床材(フローリング)を貼った後。
開口部との関係。このケースは床高さは変えずに材料を変更する
改修でした。
段差解消も兼ねて床材を変更する場合など、色々な改修方法があります。
経験のある業者さんに相談してみてください。
りじちょう